ダメな経理
- 翌月中に月次決算が終わらない
- 予算と実績を管理していない
- いまだに振替伝票を使っている
- 手書きの書類が多く、同じ内容を何回も入力している
- 経理・総務の間接部門の人員、コストが膨らんでいる
クラウド会計で解決できること
①ネットバンキングとの連結
ネットバンキングと会計システムを連結させることで、預金の入出金データが自動的に会計仕訳として取り込むことができます。中小企業の場合、毎月決まった日に電気代やリース料などが引落しになったり、月末に決まった取引先から入金があったりと、毎月の入出金の90%は同じ取引の繰り返しです。この90%を自動的に会計処理するだけで効率がアップします。
②同時会計入力
複数の拠点があったり、会計入力担当者が複数いる場合、クラウド会計では同時にそれぞれが入力することができます。
③CSVデータによる他システムとの連動
各会社には、売上・売掛金を管理するシステム、在庫を管理するシステム、仕入・買掛金を管理するシステムなど様々なシステムが導入されています。月次決算ではこれらのシステムの数字も必要となりますが、会計システムと自動的に連動していないケースが多いです。CSVデータを活用すれば、会計システムに手作業で入力することは不要になります。
④経営に活用できる数字
月次決算が遅い、予算と実績を管理していないなど、「数字」で経営判断できていない会社も、クラウド会計とネットバンキングを連結し、他のシステムからCSVデータで連動させることで、経営に活用できる「数字」になります。また、会計事務所から「紙」の試算表を提供してもらっても、詳しい内容についてはその都度会計事務所に聞かなければ分からなかったことが、クラウド会計では自社で詳しい内容を「見る」ことができます。
クラウド会計の導入事例
年商15億円 アパレル業
問題点
- 月次決算が遅い(翌々月にならないと月次損益が報告されない)
- 不採算店の閉店など経営判断が迅速にできない
- 経理担当者の人数が多く、間接部門のコストが減らない
導入したサービス
- クラウド会計の導入
- ネットバンキングとクラウド会計の連結
- CSVデータによる他のシステムとの連動
立上げ期間
4ヵ月
導入結果
- 翌月20日に月次決算ができるようになる
- 各店舗の損益の状況がリアルタイムに分かり、経営に必要な数字として活用できるようになる
- 経理担当者を半分に減らすことができた
年商9億円 飲食店業
問題点
- 店舗別の損益の月次決算が遅い(店舗別の予算実績管理が遅い)
- 手書きの書類が多く、会計入力する手作業が多い
導入したサービス
- クラウド会計の導入
- ネットバンキングとクラウド会計の連結
- CSVデータによる他のシステムとの連動
立上げ期間
3ヵ月
導入結果
- 翌月25日に月次決算、店舗別損益、予算実績管理ができるようになる
- Excelへデータ入力することで、経理担当者の手作業を減らすことができた
導入サポート費用
基本料金 |
90万円(税別) 基本料金に含まれるもの ・ネットバンキングとの連結のセットアップ ・3ヵ月間の導入サポート (注)クラウド会計ライセンス料は別途かかります。 |
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サポート延長料金 |
月10万円(税別) (注)立上げ3ヵ月経過した後もサポートを希望される場合に必要となります。 |
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オプション料金 | 過去データの入力 |
1事業年度 25万円(税別)、1事業年度増えるごとに15万円加算 前期以前の会計データ、今期の期首から導入開始前までの期間の会計データの入力を希望される場合に必要となります。CSVデータとして提供していただける場合に限ります。 |
他システム連動用CSVデータの作成 |
1ファイル 10万円(税別) 売上・売掛金管理システムや在庫管理システムと会計システムを連動するCSVデータのフォーマットの作成を希望される場合に必要となります。各システムからCSVデータとしてエクスポートできる場合に限ります。 |
クラウド会計の選び方
各クラウド会計の対象者、特徴です(私見です)。
対象者 | 年商規模 | コメント | |
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freee | 個人事業主 従業員数名の小規模事業者 |
1000万円以下 | 簿記を知らない人には使い勝手がいいが、経理担当者には使い勝手が悪い。 |
MFクラウド | 従業員数名の小規模事業者 | 5000万円以下 | 簿記を知らない人には使い勝手がいい。予算実績管理できないことが欠点。 |
Bizup | 従業員数10名以上の中小企業 | 5000万円以下 | 経理担当者には使い勝手が良い。スマホ対応していないこと、メニューが多すぎることが欠点。 |